「教育プログラム」の紹介
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教育プログラムの特色
社会デザインプログラム
アイデアとデータ分析でより良い社会を設計する技術者を育成します


社会デザインプログラムでは、経営工学、社会科学、土木工学の3つの学問に基づき、社会で必要な仕組みやそれを実現するための政策や計画をつくるための知識と技術を学びます。たとえば、情報システムや交通サービスの仕組み、地域政策や防災計画の進め方、料金体系や環境保全に関する制度のつくり方などが含まれます。
プログラムの専門科目では、数学や情報処理の基礎科目に加え、社会デザインの基礎知識を修得するために、社会デザインの最前線の事例やプロセス、マネジメントに関する概論、経営学や経済学による社会政策分析、リスクマネジメントや品質管理といった経営工学の科目を履修します。また、課題の発見や分析の能力を養うために、社会調査法やデータ可視化法を履修します。
これらを基礎知識として、大量のデータから価値のある情報を見つける能力を養うために、多変量解析や機械学習などのデータサイエンスを学びます。また、人や企業、社会の動きを理解しながら、まちづくりや防災、環境問題に対応できる能力を身につけるため、都市・地域計画、交通計画学、防災計画学、環境計画学、環境資源管理などの科目も学習できます。さらに、社会基盤の計画・設計に必要な知識を身につけるため、基礎水理学、構造・材料学、応用測量学などの科目も履修できます。
以上の科目で学んだ知識や技術を活用して社会が直面している課題を発見・探求し解決する能力や、自ら学び続ける能力を身につけるため、プロジェクト科目や卒業研究を履修します。具体的なテーマには、AIやビッグデータを活用した地域の将来予測、地域の交通システムや施設配置の最適化・再編成、住民との協働による公共空間・施設の設計、IoT技術による社会インフラの維持管理、カーボンニュートラルで自然を再興する地域や都市のデザイン、VRや3Dデータを活用した防災シミュレーションなどがあり、国や地方自治体、企業との連携にも積極的に取り組んでいます。
このように、社会デザインに必要なさまざまな知識や技術を学び、それらを駆使して社会の課題を発見・解決し、社会を設計できる「社会技術者」になることを目指します。
主な進路は、大学院進学の他に、国家・地方公務員、コンサルタント、シンクタンク、交通・不動産業、総合建設業、ソリューション企業、情報通信サービス業など多様です。
2024年度入学生は52人選択
土木工学プログラム
土木技術者教育の最先端をめざして


土木工学は『人間が社会を構成し、災害を軽減し、自然と共生してその生活圏を創出するために必要な社会基盤施設を整備していくために必要な技術を支える学問』です。また、それに携わる土木技術者は、「高い理想と倫理観」を備えることが必要です。
この目的を達成するため、我々の日常生活の場としての街づくりを考えるとともに、「自然の恵み」を利用した「自然にやさしい」国土基盤づくりを追求していくための教育・研究を行っています。
プログラムの専門知識の修得に向け、社会基盤を構成する構造物の計画・設計を行うための基礎知識を習得するため、構造力学、水理学、建設材料学、土質力学等のプログラム基礎科目を履修します。
これらの専門知識の発展と応用、また構造物の管理運営能力等が身に付けられるように、構造振動学、コンクリート工学、河川工学、海岸工学、地盤工学などのプログラム応用科目を履修します。またそれらに加えて地球規模で発生する環境変化を考慮する素養を身につけるため、地震工学や地球環境情報工学などの地圏系の科目も履修します。
それらに加えて、総合的工学能力の育成のために、「ハード面」のみならず、ランドスケープ、生活圏などへの素養を涵養するため、景観工学、都市・地域計画や環境資源管理などの計画・環境系の科目を履修します。
以上のような科目を総括して、課題を発見・探求し解決する能力や自主学習能力など総合的工学能力を身につけるため、プロジェクト科目や卒業研究を履修します。
また本プログラムにおいて所定の科目を指定単位数以上取得した学生には、通常の建築学科を卒業したものと同様に「一級建築士(実務経験2年)」および「二級・木造建築士(実務経験0年)」の受験資格が与えられます。
主な進路は、大学院進学の他に、官公庁・建設会社・コンサルタント(調査・設計会社)など多様です。その他、教員による公的機関や企業との共同研究も多く、実務の一端に触れることもできます。
2024年度入学生は65人選択
TOPIC
社会デザインプログラム
自ら創る未来!プロジェクト科目で養う課題発見・解決能力
プロジェクト系の講義では、調査やフィールドワーク、データの収集・分析を通じて、学生自らが現在と未来の課題を発見し、学内外と連携して解決策を提案します。学生の提案によって新たなイベントが開催されたり、企画が実現されたりと、座学で学んだ知識や技術を実践することで創造力を養います。


土木工学プログラム
多様な授業!海外での研究発表!
机上の授業だけでなく、実際の工事現場担当者から生の声を聞く授業や、近年のDX(デジタル・トランスフォーメーション)推進と共に、現場と講義室をオンライン接続した授業も実施しています。また、海外での学生研究発表も積極的に実施しています。

