鳥取大学工学部 社会システム土木系学科
工学専攻 社会システム土木コース
工学研究科

Social Systems and Civil Engineering

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香川敬生教授(土木工学)の地震発生についての取材記事が日本海新聞に掲載されました

 令和3年12月4日付の日本海新聞に、社会システム土木系学科の香川敬生教授への取材記事が掲載されました。
 12月3日に、山梨県東部と和歌山県北部で相次いで発生した震度5弱の地震について、香川教授は、「どちらも頻繁に地震が起きている場所であり、地震の規模を表すマグニチュード(M)は和歌山が5.4と、山梨の4.8より大きく、連動しているとは考えにくい」と述べました。
 また、和歌山県の地震では鳥取県を含む西日本の広範囲で揺れが観測されたことについて意見を求められると、震源はそれほど深くないこと、紀伊水道で震度1、2程度の地震はよく観測されており、M5クラスの揺れも年に1回程度は起きていることのコメントがありました。
 続けて、南海トラフ地震との関係及び個人でできる備えについての質問に対し、「南海トラフに関係している場合は、震源はさらに深いものと予想されるため、今回の地震は直接の関係を持たないと見られるが、30~50年の期間で考えると、南海トラフに向かう過程といえるかも知れない」、「南海トラフ地震が最悪のM9クラスとなる場合は、鳥取県は震度5弱~5強の揺れに見舞われると想定され、分単位で揺れが続く可能性があるため、耐震性の弱い建築物の被害を抑えるためにリフォームなどで耐震性を上げる必要がある」等の回答がありました。