香川敬生教授(土木工学)の地震発生についての論説が日本海新聞で紹介されました
令和3年9月12日付の日本海新聞の記事で、社会システム土木系学科の香川敬生教授による論説が紹介されました。
記事の中で香川教授は、大地震が鳥取県に起こる可能性について問われ、「中国地方を3つのエリアに分けて近い将来に地震が発生する確率を調べたところ、北部エリア(島根県東部と鳥取県)の確立は40%で、他のエリアよりも高い」と分析した上で、「2016年の鳥取県中部地震(M6.6)のような地震はいつどこでも起こりうる」との説明を行いました。
減災のため鳥取県で策定した震災対策アクションプランについて、「M7級の地震を想定した同プランは、考えられる最悪のケースに備えており、それより小規模な地震にも十分対応が可能。プランに盛り込まれた対策を計画通りに進めていけば被害軽減につながる」とのコメントとともに、県民が個人でできる対策として、自宅の耐震補強や自主防災の強化を挙げ、「住民同士の顔が見える環境は災害に強い。地域行事に参加するなど、いざという時に備えて近隣住民の絆を大切にした方が良い」と述べました。